日本代购-著者坂多瑩子(著)出版社書肆子午線発売日2023年01月ISBN9784908568343ページ数129Pキーワードものがたりわおしやべりよりはやくきしやに モノガタリワオシヤベリヨリハヤクキシヤニ さかた えいこ サカタ エイコ9784908568343内容紹介抒情からも、抒事からも自由に言葉がはばたいていくとき、詩は、遥かに再来する物語のひとつひとつを、ふかく抱きしめている。詩人の新たな出発を示す42篇を収めた第7詩集。栞=杉本徹、柴田千晶/装幀=稲川方人/装画=高橋千尋ちっちゃな青空/という言葉がやけに好きだった 松尾和子の歌う「再会」/あたしの見ていた空はいつだって大きかった/よそよそしくていじわるで きどりや/だから あっかんべ/ちっちゃな青空って/かわいい かわいいかわいいといっていると/ひとりにしないでとちっちゃな青空がいうので/抱きかかえてあたしだけのおうちに帰った(「夏のおわりに父」より)自分にとって原型となり得る詩、という言葉が常に頭の隅にあった。今ようやく自分の書いてきたおぼつかない詩がジグソーパズルのように一つの風景を見せ始めてくれている。(「あとがき」より)※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1(咲いては枯れる風の通り道にさらす/時計/郷愁みたいに感じるあたしはすて犬みたいにバイトする ほか)/2(枇杷/春(昭和三〇年)/遺伝 ほか)/3(駅舎で/ひきこさん/学校 ほか)