本機BBE422は、BBE社の現行主力売れ筋商品482iのご先祖様です。422と482iは、UIやノブの配置が異なりますが、技術的差異は殆どありません。両方ともベースは-10dBアンバランスで、どちらもBBEの音が出ます。
この個体、不具合や問題等は無かったですが、出品にあたり下記オーバーホールを実行しました。
1. 筐体分解、ビスと背面パネルの入出力アンバランス6.3mmφジャックとRCAジャックをサビ落とし。
2. 電子機器専用洗剤に全ノブ付け置き、濯ぎ、天日干し後、ノブの塗装剝がれをDIY塗装。
3. マルチメーターとオシロスコープを使い、基盤全体の抵抗値等をチェック。必要に応じてグルーガンとハンダを用いて補修。
4. 筐体外部の擦り傷をDIY塗装。
5. フロントパネルと筐体間に付着したウレタンを剥がし、厚さ2ミリの強化両面テープとグルーガンで隙間を密閉しつつ、 筐体カバーの脱着可能状態を保持。
6. 強化両面テープでラック耳を張り付け。素の状態だと簡単に剥がせますが、ラックにネジ止めするとカッチリ安定します。ラック耳はネジ位置が合わないのでオマケです。ラック用ネジは筐体に付属。
442と482iを比較すると、流石に1990年代中期から30年経過しているので、ユーザーフィードバックに答えて改良されてきた点では、482iに軍配が上がります。詳細は下記URLからご確認頂けます。
http://www.bbesound.com/products/manuals/422_manual.pdf
http://www.bbesound.com/products/manuals/482i_manual_rev4.pdf
BBE Sonic Maximizerとしての実運用機能は、442と482iは余り変わってません。どちらも、音声信号を低域、中域、高域の3つの周波数帯域に分割するアーキテクチャで、周波数帯域も30年間殆ど変わってません。
BBE422は後発商品に色々な影響を与えた機器です。3万円で現行の482i、半額以下の動確ビンテージ422、どちらを買うかは個々人の嗜好によるかもしれません。
本価格には、オーバーホール工賃分とラック耳取り付け分が含まれています。お値下げの相談等ございましたら、コメントよろしくお願いします。
#BBE #442 #482i