未来への贈り物
ヒーローに夢中で、テレビにかじりついていた、幼き日のボク。
ネット通販とか今ほど無かった時代。おもちゃが欲しければ、盆正月の時期に帰省して、おじいちゃんとおばあちゃん家でお小遣いを貰っておもちゃを買いに連れて行ってもらう。
おじいちゃんやおばあちゃんは、無条件で無限の愛を注いでくれた。
今は、お金だけ貰ったら後は大丈夫。孫はお金が手元に入るまでは良き孫を演じて、後は、携帯からポチッとすれば終わり。
現代において、情の通い合う、人間が人間らしくあるための大切な人格形成の土壌って存在するのだろうか?
昔はその土壌があちこちにあり、おかげでボクは今もかろうじて人間らしく踏みとどまれていると思ってる。
まだ、情を忘れないのだ。
欲しい物は大抵手に入れた今、欲しい物は、はっきり言うと無い。
いい意味で全てがどうでもよくなってしまったのだ。
今、縁があってここまで読んで頂いた貴方に伝えたい。
あの日のボクが手に入れたコレクションはもうあと少しです。
不安を覚えないのであれば、この商品をご購入下さい。
ボク(私)は、ハナクソが付いてない綺麗な手で梱包して、未来へとこのコレクションを貴方に託していきます。
そして、貴方がこの贈り物に飽きたのなら、次のコレクターの元へと送り出してあげて下さい。
ーー真に大切にしてくれる方へと。
これは、ひとつの考え方であり、物事の捉えかたのひとつなのです。
ハナクソが指に付いてないボクより、このコレクションを未来へと紡いでゆくほんの小さな贈り物として、貴方へお届けします。
ともに、誰かの笑顔を思い浮かべ温かい気持ちになりましょう。
さっ、未来への贈り物に賛同して頂ける方は、どうぞご購入ボタンを押して下さいませ。
ボク(私)は、芋のお水を飲みながら吉報を待ちます。
早よしてね、芋のお水のストックが切れそうやねん。
(知るか!)
☆デビルマンの羽根のナイロンは保護が目的で付けました。
すみやかに外してあげればセロテープの跡は残らないでしょう。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
あれは誰だ〜誰だ〜誰だ〜〜♪
あれは〜デビルマーン、デビールマーーン♪
(小指を立てて熱唱中)
(やだ〜。早く病院に逝って〜っ)
(らじゃー!)