1950年代にイサムノグチがデザインしたテキスタイルをプリントしたスカーフです。カリフォルニアにあるsilk wave designsにて2007年に作成され、ノグチミュージアムで限定販売されていたものです。長年同作家の作品をコレクションしてきましたが、目にしたのは購入時の一度のみで、現在は購入することが出来ない大変貴重な品です。
縦44センチ 横幅106センチ
素材はシルク100%で非常に発色が良いです。
カーサブルータスの特集号で「幻のテキスタイル」として紹介されております。
以下抜粋です。
「テキスタイルはある?
今は存在しないが、それは確かに事実だった。
イサムノグチが手がけた、織物は緞帳。1954年に完成した、渋谷東横ホールの舞台を飾るものだった。ノグチは京都の織物会社の投資の社長で友人であった川島甚兵衛に相談を持ちかけられた。マーサグラハムの舞台装置を手掛けていたが、日本の劇場特有の緞帳の使い方や役割を知ったのは、この時が初めてだったという。「緞帳とは極めてシンプルで、それが何かを予感させるような舞台装置でなければならない」そう考えた彼は、和紙や千代紙の類を使って6つものデザインを作成した。どれも和の雰囲気でいて、モダン、シンプルに出来上がっている。これを天然素材を用いてなるべく粗い織物を作りたいと注文をつけた。彼の言う日本をそのように表現したかったのだろう。」
額装しようと思い、東京のクリーニング店レジュイールへ依頼し、極力アイロン跡が残らないように収納してもらってあります。今回写真撮影のため開封しました。
本はお付けしません。
ご検討よろしくお願いいたします。
#イサムノグチ
#casabrutus
#isamunoguchi
#akari